デジタルテクノロジーの進化。
サスティナブルな社会への意識。
多様性の広がり。
そしてコロナ禍。
ここ数年、人の価値観は大きく変化しました。
それと同時に市場も急速な変化を余儀なくされています。
そんな中、過去と同じことをやっていたら、売上は上がるはずはありません。
しかし、一見ピンチに見えるこの環境も、さまざまな戦略を見直すまたとない「チャンス」でもあるのです。
もし、デザインやブランド戦略など、さまざまな業務がうまく連携していないように感じたら、「ブランドコンセプト」の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
なぜそう思うかといえば、30年を超えるアパレルデザイナーとしてのキャリアの中で強く感じたことは、デザインがブレ始める原因の多くが、ブランドコンセプトに起因している…という現実があったからです。
「ブランドコンセプト」を考えるとき重要なことが2つあります。
ひとつは、”変えてはいけないこと”を絶対に変えないこと。
ブランドの根幹にある"魂"や他に真似できない個性は、どんな時代になろうと変えずに貫くことが重要です。
もうひとつは、”変えていいこと”は柔軟に変化させること。
市場や人の価値観が変化したら、時代の流れを丁寧に取り入れ、ブランドの個性を輝かせる方法に変えていくことが重要です。
この2つのポイントをしっかり押さえながらブランディングを行うことで、目の前の課題を解決し、市場で躍動するブランドに成長させることができるのです。
マテリカは、アパレルに特化したブランディングを提供します。 他業種の方程式に当てはめても、アパレルブランドが本当に欲しい答えを見つけるのには長い時間がかかります。 アパレルブランドの業務を細部まで知り尽くしているマテリカのブランディングは、今抱えている課題に対して最短距離で答えを出していきます。 そしてマテリカがリアルに体感してきた、70年代・80年代・90年代...などトレンドの流れや人の価値観の変化。 その大きな流れの中にある「今」を正確に捉え、完成した「ブランドコンセプト」にかぶせていくことで、ターゲットに刺さる商品開発につなげていくことができます。
「ブランディング」の多くは、外部に委託され、進められます。 全てではありませんが、その場合の多くはこんなプロセスで行われます。 ・コンサルタントが社内情報をヒアリング ・マーケットに関するジェネラルな情報を収集 ・クライアントの企業特性にあった情報を整理 ・企業の強みを分析 ・ブランドコンセプト構築 ・ブランドブックを制作 ここで注意したいのは、外部の人によってすべての情報が分析され、まとめられていることです。 ヒアリング後、ブランドブックが完成するまでの間、大抵の場合そこにクライアント企業の判断が介在する余地がありません。 そして、外部からは捉えきれないクライアント企業の文化と、完成したブランドコンセプトとに乖離が生まれた結果、 ”使えない”「ブランドコンセプト」が出来上がってしまう…というわけです。 変化のチャンスを掴み取るためのブランディングをこのような残念な結果に終わらせないために、マテリカはアパレル企業に向けた「他人任せにしない」独自のブランディング支援を提供しています。
マテリカのブランディング支援は、2つのメソッドによって進められます。 ①ワークショップ型ブランディング ブランディングを担当者が「自分ごと」として捉えることができるように、ワークショップ形式のミーティングを通じてブランディングを進めていきます。 「自分ごと」と捉えるためには、プロセスを「見える化」することが何よりも大切です。 マテリカのブランディングは、担当者と一緒に手を動かして行う「ワークショップ型」です。 なぜこのような結論になったか? そのプロセスを把握することで、実務に活かせるブランドコンセプトを完成させることができます。 また、ブランディングには第三者の目が非常に重要です。 ブランディングのプロセスで最も重要なのが「他の追随を許さない強み」つまり「USP (Unique Selling Proposition)」を見つけること。 でも、自分のことは”ごく当たり前のこと”と感じられるので、自身の「強み」を認識するのはとても難しいことです。 そこでマテリカが第三者の目となり、自社のアーカイブの中からしか見つけることができない「USP」を最大限引き出しながら、 ・強みをどのように生かしていくか? ・お客様へのサービスにどのようにつなげていくか? を一緒に考えていきます。 ②実務並走運用型ブランディング コンセプト作成にできる限り時間をかけずに「暫定ブランドコンセプト」を完成させます。 そして、実際に実務を走らせながらコンセプトの検証を行います。 なぜこのような方法を取るのか? 理由は2つあります。 ひとつには、どんな方向性のコンセプトなのかをできるだけ早いタイミングで経営陣に報告できる形にすることです。 お金を出したからには成果が気になるものです。 方向性を示してその時点でご確認いただくことで、次へのステップをスムーズにします。 もうひとつは、本当に成果が出るのか?…と言った不安をできるだけ早く払拭するためです。 実際に運用できるかどうかの検証を行い、”業務効率も売上も社員の皆さんのモチベーションも向上する”という、理想の結果に近づけられることを、経営陣と担当者にイメージしていただくことを目的としています。
●スポーツウェア・ユニフォームからカジュアルまで
マテリカは、スポーツウェアやユニフォームの開発から、ハイファッションのものづくりまで、数多くのデザインに関わってきました。
今こうしたカテゴリの境界線はなくなりつつあり、機能性とファッション性がまさに融合しています。
どんなカテゴリであったとしても、マテリカがデザインに着手する前に必ず考えることに変わりはありません。それは、
“お客様が、どこで、何をするときに着用し、何を期待するウエアなのか?”
ということです。
動きやすい、でもキレイに見える。
そんな、お客様にピンポイントで刺さる、着心地の良い服作りを、マテリカは目指しています。
製品クオリティを向上させたい。
顧客ベネフィットを取り入れたデザイン性で差別化したい。
デザイン・生産に関わる組織再構築を考えている。
このような課題を持つ企業に向けたコンサルティングも行っています。是非ご相談ください。
※このサービスは、ブランドコンセプトが完成していることを前提としています。
コンセプトに不明瞭な点がある場合は、コンセプト見直し業務が別途必要となります。
●インクルーシブデザイン “インクルーシブデザイン”とは、従来デザインプロセスから除外されてきた多様で少数派の人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法です。 “インクルーシブデザイン”はマイノリティ(少数派)のためのデザインだけでなく、多くの人々の多様性に刺さるデザインとして魅力を発揮することができます。 完全に成熟した経済では、もはや平均的なユーザの声を聴くことだけで差別化できる商品を創造するのは困難です。 多様なライフスタイルにフォーカスしたデザインを提供することで、逆にブランドの個性を際立たせることができます。 マテリカは、ファッションができるインクルーシブデザインプロジェクトを、スタイリストとのユニットで進行中です。
●シーズン戦略と打ち手
マテリカが考えるシーズンディレクションは、トレンド情報を集めてキレイな写真を貼り付けたマップ…ではありません。
そのシーズンにどんな戦略で、どんな打ち手でビジネスを行うのか?
その答えこそが、マテリカが考えるシーズンディレクションです。
ブランドの昨年実績から洗い出した課題と、マーケット動向と消費者心理などを掛け合わせ、そのシーズンに最も効果的に売上を狙える戦略を立てる。
このプロセスを、社内の皆さんと一緒に考え、パワフルなシーズン戦略を導き出していきます。
※ブランドコンセプトが完成している前提でのサービスです。
コンセプトに不明瞭な点がある場合は、コンセプト見直し業務が別途必要となります。
「サスティナブル」「SDGs」といった言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
金融機関や投資の動きも、その方向性が明確に示されています。
とはいえ、サスティナブル戦略と言っても何から手をつけたら良いかわからない...というのが本音のところ。
マテリカのサスティナブル戦略は、事業方針を転換することなく、ブランドの強みとターゲットニーズにフィットしたサスティナブル戦略を提案します。
そして、社員の皆さんとディスカッションしながら、アクションプランへと落とし込んでいきます。
30年後。それほど遠い未来ではありません。 30年後にどんな状態でいることが、社会的存在意義があるか。 それを考えるタイミングが来ています。 マテリカのサスティナブル戦略は、「30年後にありたい姿」をイメージすることからスタートします。 ブランドの強み、企業文化、モチベーションの源泉など、明確なブランドコンセプトや企業コンセプトをベースに、今世の中で語られているサスティナビリティ について考えていきます。 高度経済成長期に作られた成功の方程式になかったもの。それがこの「持続可能な社会」という視点です。 だからこそ、過去の成功体験や勝利の方程式が通用しなくなったと言っても過言ではありません。 これからは誰にでも当てはまる方程式は存在し得ません。 新しい唯一無二の「成功の方程式」を作り上げる。 そのプロセスとしてサスティナブル戦略を有効活用していきましょう。
マテリカにはサスティナブル戦略のスペシャリストがいます。 2007年。マテリカが会社を設立した年。 「ガイアの復讐」という書籍が出版されてしばらくして、「不都合な真実」という映画が公開された頃。 今ほど地球環境保持という観点の議論が盛んではありませんでしたが、高度経済成長期を経ての現在から未来を考えるとゾッとしたものでした。 以降、地球環境汚染と環境保持について様々な情報収集し、「資源循環型ソーシャルモデル」に関する提案書を数多く作ってきました。 当時そんなプレゼンを聞いてくれる企業はほとんどありませんでした。 それから15年。 地球環境保持とあらゆる人の権利を最優先に考える時代がやってきました。 しかもこの観点を取り除くことなく、生活の利便性と経済の活性化を実現することが求められています。 これから30年先、100年先を見据えたブランドのあり方、企業のあり方を見据えた戦略作りを、サスティナブル戦略のスペシャリストがお手伝いします。 まずはお気軽にご相談ください。 お問い合わせは こちら から。
●ワークショップ型セミナー
マテリカは、主にブランディングに関するセミナーを行なっています。
ブランディングやマーケティングには、難解な用語や理解しにくい印象があるかもしれません。
しかし、用語を正確に理解するより、概念を理解することが重要です。
その概念は、すぐにでも業務に活用することができます。
マテリカのセミナーは、情報を一方的に投げる「1対多」のセミナーではなく、ポストイットを活用したワークショップ形式で行います。
自分で手を動かすことで、耳からだけでなく目や手から入ってくる情報が加わり、同じ時間を費やした「1対多」セミナーと比較すると、習得レベルが格段に向上します。
1回だけのトライアルセミナーもご活用いただけますが、5〜10回のクールで行うセミナーでは、回を追うごとに受講生の目の輝きが変わっていくのを実感することができます。
全ては企業内のスキルアップと売上向上のために。
マテリカはクライアントの状況に合わせて内容をカスタマイズしながら、目的に向かって共に前進していきます。
マテリカが行うコンサルティングはすべて、「ハンズオン型コンサルティング」です。
ハンズオン型コンサルティングとは、現場に深く入り込み、リアルな課題を拾い上げながら、クライアントと二人三脚で課題解決をする方法です。
ハンズオン型コンサルティングのメリットは3つあります。 ①潜在的な課題を発見 コンサルティングで最も重要なことは、状況を客観的な視点で正確に捉えること。 一般論に基づいた「あるべき姿」を語っても課題の原因は見つからないし、当事者の主観的な意見だけでもその情報は充分ではありません。 企業のアーカイブに第三者の視点が深く入り込むことにより、経営者や現場の担当者さえ気付いていない「潜在的な課題」を見つけることができます。 ②現場ですぐに生かせる解決策 コンサルティングしてもらったけれど、現場に生かせず「絵に描いた餅」になってしまった…。 そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 なぜそんなことが起きるのでしょう? それは、外部から持ち込まれただけの解決策は、企業文化への接点が少ないからです。 一方、ハンズオン型コンサルティングによって得た解決策は、企業内部から導き出された内容であり、企業実態との親和性に富んでいます。 そのため、実務との乖離が最小限に抑えられ、即効性のある手法として日々の実務改善に貢献できるのです。 ③現場を巻き込むことでの成功体験 外から押し付けられた答えを実務に反映することはできません。 一方でハンズオン型コンサルティングは現場の皆さんと共に手を動かして進めていく方法です。 そのため関わった現場の皆さんは、なぜこの結果になったのか、なぜこの方法が見出されたのか、その理由や背景が全て自らのものとして理解することができます。 ハンズオン型コンサルティングによる課題解決は、プロセスそのものが社内で共有されるため、そこに成功体験が生まれ、企業内の人材育成へとつながります。
ハンズオン型コンサルティングをリードするためには、次の条件が必要です。 ①市場をよく知っていること マテリカには30年以上アパレル業界で経験を積んだスタッフが多くの案件を手掛けています。 過去から現在にかけての市場の変遷や時代のうねりをリアルに体感してきた経験と広い視野を持っています。 市場性を時代の流れで捉える視点は、現在の課題の原因を見極め、未来への課題解決へと導くことができます。 ②現場経験が豊富であること スポーツからハイファッション、デザインから生産管理やVMDまで、長い年月多くの現場経験を積み重ねてきました。 そして今も、さまざまな現場に居続けているからこそ見えてくることがあります。 その課題の原因はどこにあるのか? そしてそれを解決するには何が必要か? マテリカのハンズオン型コンサルティングは、現場目線で分析し、現場に生かせる解決策を導き出していきます。 ③実績があること マテリカはハンズオン型コンサルティングで、数々の結果を出してきました。 企業の課題はさまざまですが、その一つ一つに真摯に向き合うことで、現場との信頼関係が生まれてきました。 ハンズオン型コンサルティングは現場の方々と一緒に手を動かして進めていく方法です。 そこで結果を出すには、コンサルタントと現場との信頼関係が不可欠です。 まずは信頼関係構築に努め、短期・中期・長期それぞれの課題に向き合いながら、最短距離で答えが出せるよう進行していきます。
*** コンサルタントには、高い専門性が求められます。 一般論を持ち出されても、現場の課題を解決することはできません。 なんでもできる!...は、何にもできない。 アパレルに関わる企業の課題解決は、アパレルの現場経験と実績を持つマテリカに是非ご相談ください。 ご質問・お問い合わせは こちら から。 マテリカはハンズオン型コンサルティングの実績を生かし、ワークショップ型セミナーも開催しています。
あらゆる業界で「DX導入」が叫ばれる中、まだまだアナログな工程の多いアパレル産業は他業種から遅れをとっているようにも見えます。
さまざまな業者から多種多様の提案を受けることも多いでしょう。
新しいしくみの導入を考える時、
・何が新しいか?
・何を導入するか?
…より、
・何を目的とするか?
を考えることが重要です。
もし企画〜生産のプロセスでの「業務効率化」と「コスト削減」が直近の課題なら、この3Dモデリングの導入を検討してみてはいかがでしょう。
●3Dモデリングとは 3Dモデリングとは、2次元(CAD)で作られたパターンデータを元に、生地や付属のデータをコンピュータ上で組み合わせ、3次元のアバターに着せつけるしくみ。 サンプルを作ってフィッティングモデルに着用させた状態を、コンピュータ上でヴァーチャルシミュレーションすることができます。 使用する素材データを入れれば、素材の落ち感などもリアルに表現することができます。 この仕組みを使うための準備として、2次元のパターンデータ(CAD)が必要です。 ●3Dモデリングのメリット シーズン戦略やディレクション後、デザインプロセスに入ります。 デザインはデザイナーの頭の中にあれば良いのではなく、次シーズンのビジネスを委ねる商材として、関係者が正確な商品イメージを共有する必要があります。 そのためには、スタイル画にしろ、平絵にしろ、デザイナーがイメージしている内容デザイン画に落とし込む必要があります。 しかし、2次元の状態では微妙な表現に限界があるため、関係者全員が正確に共有することが難しい…というのが現実。 つまり。 「サンプル見なければわからないよ」…という状況が起きます。 だからこそ、時間とコストはかかるけれどサンプルを上げる。 企画から最終決定まで時間がかかる大きな理由は概ねここにあります。 そんな課題を解決するために、3Dモデリングを活用することで以下のようなメリットが生まれます。 ・企画→承認プロセスの簡素化…サンプルを作らず商品価値を共有 パターンができれば、コンピュータ上でモデルに着用させた状態でシミュレーションできます。 素材感もリアルに表現できるので、サンプルを縫製しなくても、実際の商品に近いイメージが共有でき、承認のスピードも上がります。 ・時間短縮・業務量削減…サンプル作成の段取りが軽減 サンプル作成のために発注業務が減ります。 職出しのための仕様書作成も時間に追われずに済むため、ミスの軽減も期待できます。 ・コスト削減…サンプル用原材料手配が激減 サンプル作成のための原材料コストが減ります。 最終決定後、展示会用の各色サンプルの材料だけで済みます。 ・作る前に売れる…オンライン受注からの生産 製品を作る前にオンライン上で受注販売することができます。 その結果を見て生産数量を調整することもできるため、在庫レスの施策としても有効活用できます。
このような一見快適に見えるしくみこそ、コスト面では大きな課題が待ち受けているのが常。 当然のことながら、初期投資は大きな金額が必要となります。 しかし、外注という方法があります。 初期費用をかけずに、作業料だけでこのしくみを活用することが可能になります。 当然作業量はプラスオンになりますが、特に1シーズンの展開型数が多いブランドにおいては、かかっていたサンプル作成のための原材料費や加工賃の合計と比較することにより、経費的メリットを感じていただけます。
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